おでんの位置づけ

最初におでんを作ったとき、不満たっぷりでした。

「汁(味噌汁）はないのか」

無い…です。
汁ごといただく「関東煮」だもの。

私が貧乏に育ったからでしょうか、おでんは特別なご馳走です。
普段の煮物とは格段のイメージ差があります。

練り物を一人一つ（一切れ）あるように人数分、数種使うこと。
大根を大きく輪切りにして使うこと。
蒟蒻も大きく切ること。
加えて、なんと卵が一人に一つ。

小さく切って誤魔化さないで、一人前が子どもにもあります。
お腹いっぱい堂々と食べることができる日。
実家では、おでんの日は、それ一品。
あとは漬物ぐらいでしたね。

今日の料理紹介
お隣さんのためのプリン体対策メニュー




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おでん
厚切りソーセージ
酢蛸
シメジとエリンギの炒め物
セロリともやしのサラダ
漬物
白米ご飯2杯

おでんは、お土地柄が出ますし、家庭ごとに違うものですね。

「おでんはコンビニで買うものだろ。コンビニのはなかなかイケるんだ」

おでんはお隣さんの実家には無かったメニューのようです。
思えば結婚した頃は、コンビニでおでんが販売されはじめた頃でした。
おでんはテレビで見る赤ちょうちんの酒の肴のイメージで、
ごはんのおかずではなかったようです。

そのうちに、子どもが生まれ、口を利けるまでに大きくなりました。

「おでんの汁でお腹たぽたぽ。普通、おでんに味噌汁はいらない」

娘たちがお隣さんにそう言ってくれたことがあり、
それから、関東煮の日は汁物無しで大丈夫になりました。

おでんは子どもたちにもご馳走に思えていたらしく、作ると大喜び。
三日かけて仕込むので、大きい鍋を覗き込んでは
「いつ食べる？」と楽しみにしています。
おかげさまで、おでんは堂々とご飯のおかずに昇格（復帰？）しました。

「たかがおでん」のお隣さんと、されど…
今でも相変わらず、すごいご馳走だと思っている私の中の「おでん」。

タグ：関東煮 おうちごはん おでん ヘルシー料理