お買い物に行って哀しくなる時も

今週の特売日は、なぜか野菜が品薄でした。
そんなに天候も悪くないようなのに、連休前の出荷控えでしょうか？
いつも以上に地産野菜コーナーも粗悪品に…。
近頃は世の中は優しくないなと思います。

そういえば、
以前住んでいた所の近くのお店の地産野菜コーナーに納品している方は、
とてもプロ意識が高かったです。

「これは、形が悪くて申し訳ないねぇ」
「今日のは小さいからよくなくて、数は入れたけど、悪いねぇ」
「形が悪いから引いておくよ、値段つけ直すからちょっと待って」
「こっちのほうが大きいからこっち持ってって」
「よく選んで綺麗なのを持って行ってね」

私のような客は形や大きさなど問題ではないのですが、
そういうサービス精神のある方でした。
当然、そこにはいつも新鮮で美味しい野菜が並んでいました。

比較するのもどうかと思いますが、今行くスーパーに行くと、
その方を思い出してしまいます。
今行くところはよく腐りかけのものや萎びたものも並んでいるのです。

今回メインのお皿に添えてある高菜は地産コーナー品。
このあたりでは人気が無くて見かけない生の高菜を発見しました。
珍しく鮮度が良かったので買いました。
でも思った通り、独特の苦みが家族には不評でした。

今日の料理紹介
お隣さんのためのプリン体対策メニュー




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肉詰めピーマンと野菜のピリ辛蒸し焼き
パプリカとセロリのピクルス
ヒラタケの炒め物
小松菜の肉巻き煮
糠漬け
厚揚げとネギの味噌汁
白米ご飯2杯

昨年の転居してきて間もない頃に、このスーパーへ行き、
柑橘類を買ったときのことです。

袋の外からは見えない場所のもの
（真ん中あたりや、袋の外側のものならその内側半面のもの）が
見事に全部腐っていたことがありました。
翌週の特売日に行くと、露骨に表からでも腐っているものが並んでいます。
そこで「傷んでいるものが並んでいますよ」とお店の方に伝えました。
「あー、はいはい、伝えておきます」との軽いお返事でした。
そういう苦情はいつものことで聞きなれていますと言わんばかりのご様子。
ちょっと不信に思いつつ帰宅。

その翌週、その売り場がどうなったかというと…。

「無選別」

段ボールの切れ端に赤マジックで乱暴な筆跡で書いたものが、
同じように傷んだものばかりの山の中にドカンと出現しました。

なんだか寂しい世の中になったものだと…。

一年経った今も、そのスーパーで、その地産野菜コーナーで、
まだ食べられそうなものを探して買わざるを得ない、
自分の無職状態がなんだかとても恨めしいと思っています。

格差社会が加速して景気上向きなのは一部だけ。
一般庶民は不景気で物価高。

農家もスーパーも経営がとても大変なのだと思います。
お買い物中の方々の様子も、安売りには目もくれぬ人と、
安売り値引き品だけを見て回ってかごに入れる人（私もその仲間です）が
はっきり分かれているように見受けられます。
数量限定品の特売の列に並ぶ人、我先にと確保に走る人、
数量守らない人、そいういう人々のもめる様子…。

お店と農家のプライドの無さと自分本位さ、
買物する人々のなりふり構わぬ様子に、
日本って弱者にやさしくない国なんだな、
人の心が荒んでいるのだな、と思わせられてしまう今日この頃です。

タグ：節約料理 買物 野菜 地産 おうちごはん

コメント 2

おはようございます。
野菜…わたくしはスーパーではほぼ買うことがありません。
奈良の田舎ですから、無人販売所が結構充実してるのです。
旬の野菜が破格値で売られてるのには、いつも感謝しております。
また行きつけの八百屋さんも安くて新鮮ですよ。
スーパーで見た目が綺麗だと思って買っても日持ちがしない！
そう思ったことが何度もありますから。
都会にない田舎の良いとこかも知れませんね。

by さすらい (2017-04-29 05:42) 

さすらいさんの周囲には、無人販売所があるんですね。
車も運転されるので、お買い物にはいいですね。
私は歩いて行けるところ、自分で運べる程度の量という制限付きなので、スーパーです。
by めのめの (2017-04-29 14:38)